雑穀米に含まれる食物繊維の役割
便秘がちな女性には、食物繊維の大切さがよくわかっているでしょう。
食物繊維には水溶性食物繊維と不溶性食物繊維の2種類があり、それぞれ働きが違います。
水溶性食物繊維は、血糖値の上昇やコレステロールの吸収を抑制する働きがあります。
中性脂肪が気になる人には、摂っておきたい栄養素ですね。
一方、不溶性食物繊維には、整腸作用があります。
老廃物を溜め込みがちな人に、気になる食物繊維でしょう。
腸内環境が改善されると、ダイエットや美肌などにも効果が出ます。
水溶性と不溶性の食物繊維は、それぞれ異なった食品に多く含まれています。
果物や海藻類、寒天、こんにゃくなどには水溶性食物繊維が、野菜や豆類、玄米、えび、かになどには不溶性食物繊維が豊富に含有されているのです。
目的別に摂取したい食物繊維ですが、摂り過ぎると便が柔らかくなったり、下痢になったりすることがあります。
食品では一度にそれほどたくさん摂れないものですが、サプリメントなどでは大量に摂取することも可能です。
摂りすぎでお腹壊しをしたりすることのないよう、適量を守っておきましょう。
20代男性で27g、30代〜40代男性で26g、50代〜60代男性で24g、70代男性で19gというのが、一日に必要な食物繊維の摂取目安量です。
女性なら、20代で21g、30代〜40代で20g、50代〜60代で19g、70代で15gが適量と覚えておきましょう。
現代人の食生活には食物繊維が不足しているといいますが、適量に注意することも必要です。
雑穀米には食物繊維が豊富ですから、あれこれ食品を選んだりサプリメントを摂取したりという面倒なく、主食を変更するだけで十分な食物繊維をとることができます。